焼酎道場(日南市)で、焼酎の蒸留方法を学ぶ


IMAG1260

ここは、日南市北郷町、櫻の郷酒造の工場に併設された、体験がミニブリュワリー施設。地元産の飫肥杉で作られた建物が迎えてくれます。

焼酎で道場破りだ!?

「たのもーっ!」
単身乗り込んできました、「焼酎道場」に。

何を隠そう私、かつては「酒類販売管理者」の資格を持っていて、東京のど真ん中で宮崎の焼酎を売っていた経験もあるのですよ。お客さん相手に語ってましたから、焼酎については結構詳しいっす。

なので、「焼酎道場」という看板を目にしたからには、道場破りに行かない訳にはいかないでしょう。

 

焼酎づくりの工程

IMAG1255

入り口入ると、右手奥が見学コースになっていて、奥から順番に麹造りから蒸留、瓶詰めまで、焼酎の仕込みの工程を見学することができるようになっています。

室内には、香しい麹の匂いが充満していて、テンション上がりまくり。

IMAG1256

この日も、芋焼酎の二次もろみが甕の中に仕込まれていました。どんな焼酎になるのやら。

IMAG1257

奥には、小規模ながら蒸留器も設置されています。常圧蒸留用と減圧蒸留用が並んでいるのも珍しい。

減圧蒸留だと沸点が下がるので、雑味の少ない軽やかな味わいの焼酎ができあがります。どちらかというと、飲みやすい焼酎で、初心者に向いています。

一方の常圧蒸留は、従来からある蒸留方法で、豊かな香りとどっしりとした味わいの焼酎ができあがります。

この違い、知ってましたか?。

この他にも、原料の違い、一次仕込みで使う麹の違い、二次仕込みで使う酵母の違いなどによって様々に焼酎の味わいは変化するので、結構奥が深いのです。

試飲コーナー

IMAG1258

ここまでなら、他の焼酎メーカーでもありがちな見学コースですが、この「焼酎道場」40種類以上あるかな、全て無料で試飲できます。(お酒は20才をすぎてから)

この櫻の郷酒造と、同系列で南郷町にある井上酒造で作られた焼酎のほとんど全てが、ここで試飲できるとか。

芋焼酎だけでも、8種類の芋から作られた焼酎がそれぞれに並んでおり、それ以外にも麦、米などいろいろな原料の焼酎があります。

すべてを試飲しようと思ったら、ベロベロになること間違いなし!道場破りが見事に返り討ちに。
そうそう、車で道場破りに来た方は、試飲しちゃダメですよ!。

あなただけの焼酎を

IMAG1259

もひとつ面白いのが、6種類の焼酎(芋焼酎3種類、米・麦・そば焼酎各1種類、アルコール度数25度)を自分なりにブレンドして、世界に唯一のオリジナルの焼酎を作れます。

予約の必要がなく、いつでもできるので、訪問の際は是非ともお試しください。

あえなく返り討ち

IMAG1261

道場の隣には、櫻の郷酒造の工場があります。

この日は自転車で道場破りに行ってしまったので、本格的な試飲はできず、重くなるのでマイブレンドは作れずで、見事に返り討ちにあってしまいました。

次に来る時は、誰か飲めない奴を運転手にして来ようっと。

道場で対応していただいた方(師範代か!?)に伺ったら、お客さんまだまだ少ないとのこと。団体客もぼちぼちとか。
折角の道場がもったいない。結構楽しめる施設なので、猪八重渓谷の帰りとか、北鄕温泉に行く前に、是非お立ち寄りください!。

敷地にまだまだ余裕があるので、将来的には焼酎スイーツとか、地元の食材を活かした料理が楽しめる施設も併設されるといいだろうなと思いました。

[mappress mapid=”9″]

Follow me!


よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

目次