地方創生:宮崎ワケモン会議で見えた地方の未来。

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2月28日〜3月1日にかけて、宮崎県高千穂町で、「宮崎ワケモン会議」が開催された。
会場は、神話の地 天岩戸神社。
全国から、社会人や学生が、「街づくり」をキーワードに集まった。

地域イノベーションの伝説は高千穂から生まれる

佐藤初平
 「数年後、「自分の伝説は、高千穂から始まった」と言えるようなそんな2日間にしましょう!」という実行委員長佐藤翔平さんの言葉から始まった。

 まずはフィールドワークとして、天岩戸神社と天安河原に向かう。天岩戸神社の宮司からの神話の紹介に、修学旅行生のように感嘆の声があがる。日本始まりの地で、これから始まる時間への成功祈願。参加者の気持ちも、少しずつ熱くなっていく。

経済なき、街づくりは戯言だ!

二宮尊徳

 1日目の前半は、「情報提供」と題して、講演とパネルディスカッションが進む。

宮崎ワケモン会議の総合プロデューサー斉藤潤一さんは、二宮金次郎の言葉を引用し「経済なき、街づくりは戯言だ!」と檄を飛ばす。

結果へのこだわり 参加者の甘えを許さない

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全国で活躍されているゲスト講師の報告にも、実際に行動していることの自信と、この場への期待がにじむ。
参加者の甘えを許さないそんな雰囲気を端々に感じ、会場の温度も上がる。
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参加者への「あなたは今日からどんなプロジェクトをしていくか」という挑発とも受け取れる。
感想の共有も活発だ。何かが動き出す雰囲気の中で、自分自身のプロジェクトの仲間を集めたい起案者の発表へと進む。

地域課題を解決し「どんな世界を作りたいのか」

大岩根尚
 10人の起案者のプレゼンが終わると、全員が10チームに分かれて、プロジェクトの計画づくりが始まった。メンターもアドバイスにまわりながら、ディスカッションが進んでいく。

「なぜこれをやりたいのか」「どんな世界を作るのか」
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本気の言葉が交わされる空間が広がっている。地域で暮らす人、都心から来た人それぞれが、どうすれば実現できるか、ふさわしいかを深めていく。

地域の課題の解決を追求

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 ディスカッションは、深夜まで続いた。主催者側が提示したゴールは、プロジェクトの概要を設計し、スマートゴール(具体的な目標)を設定すること。

次の具体的な1歩のアクションに繋がってほしい。
神楽の館討論

そんな想いが伝わってくる。「合計4時間たらずでどうやって具体的なプロジェクトを計画するのか」という普通なら考えてしまうような疑問も浮かばないくらい、参加者は熱くプロジェクトに向かっていた。翌朝は6時半からの行動開始だ。

地域課題を解決 最終プレゼン:会場は満員

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 翌日のプロジェクト発表の場は、一般の方の見学もあり、会場は満員状態。ギリギリで仕上げまで駆け抜ける雰囲気が、どのグループからも伝わってくる。模造紙が発表のフォーマット。そこにどう想いをかたちし、伝わるプレゼンができるかがポイントだ。
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 10組のプレゼンは、熱気の中で終わった。ここで発表されたものの中には、近々広く公開されるものもでてくるはずだ。それは、この2日間が結晶化したものだろう。
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全てのチームに、メンターや参加者からのフィードバックがあり、それも盛り込んだ、よりパワーアップした街づくり企画の登場を、ワクワクして待っていたい。

地域イノベーション。このエネルギーはどこから生まれたのだろうか。

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課題に向かって行動することを、バラバラの場面でやっているのは孤独だ。

課題を感じていない人にそれを説明することは難しいし、共感も得にくい。しかし宮崎ワケモン会議には、全国から、「若者」「街づくり」をキーワードに人が集まった。対話の中で、理解が進み、深い相互の思いの交換とエネルギーの集合が起きて、蓋が外れた。その瞬間が訪れた2日間だったのだ。

地域で「何かしたい」「なんとかしたい」という想いは、ポジティブだ。

IMG 0045そのエネルギーは、終わらない議論や、食事の席での騒々しさにも現れている。そして何より、会が終わった今からこそ始まりだということを、参加者全員が感じているであろうことにも。

そして、未来へ
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 宮崎ワケモン会議からは、立場も経験も超えて、人と人が「街づくり」の名のもとに徒党する。そんな未来が見えてくる。

会社員も、公務員も、学生も、フリーランサーも、百花繚乱で街づくりを楽しみながら、経済を動かし、現実を変えていく。神話の地から、再び伝説が始まったのだ。

寄稿
Text:Ande
Photo:Tetsuya Nakagawa

投稿者 宮崎てげてげ通信ライター

宮崎てげてげ通信の活動を通じて、人と人、内と外がつながる、人と企業が繋がる。そしてたくさんの笑顔が生まれることが私の夢です。 将来的には、宮崎県を愛する人が集まり、交流でき、そこから発信、創発が起きるような「てげてげ通信カフェ」ができれば嬉しいなと思っています。 2014年の人気記事をまとめ読み