【寄稿】会議はじまりの地・高千穂で、宮崎の“未来”をつくる会議がスタート!

11102720_1092929477400206_521520554427069530_n満開の桜並木が続く五ヶ瀬川沿いを走ってやってきたのは、高千穂町の旧向山北小学校。廃校となった小学校に、続々と若者が集まってきます。
3月28・29日、神様が集まって話し合いをしたという伝説が残る高千穂の地で「みやざき100未来フォーラム」が行われました。
熱い思いを語り合い、たくさんのつながりをつくったフォーラムの様子を、県内を走り回るライターgoeがレポートします。

みやざき100未来フォーラムとは?

宮崎の未来を考える1泊2日のまちづくり合宿のこと。
約50人が集まって、100の行動、100の未来、100年後の宮崎をみんなで考えました。

運営は、このイベントに向けて何度も話し合いを重ねてきた実行委員会のメンバー。さすがのチームワークでした。

地域でアクションを起こす!ヨソモンの声から考える

フォーラム1
パネルディスカッションのテーマは「地域の問題点は何か。地域活性化のために何ができるか」。

“地域おこし協力隊”として活躍する、高千穂町の小池芙美さん、高原町の北原優美さん、新富町の池田奈緒子さんと、日之影町の集落支援員・岡田原史さん、高千穂町出身で、現在は日南市のマーケティング専門官を務める田鹿倫基さんの5人が、日々、地域に入って考えていることを話します。

例えば、感じている地域の課題。「若者が何かにチャレンジしようと思える環境をつくらないといけない。

と同時に、

若者も鈍感なぐらい強い心が必要」(小池さん)
「子どもたちに何でも『ダメ』と言わず、もっと自由な雰囲気があるといい」(北原さん)
「地域づくりに対して住民の意識にばらつきがある。これを無理にまとめようとしなくていい」(北原さん)

など、ハッとさせられる言葉がありました。

「若者が地域に残ろうと思えるような仕事観をつくるには?」という質問への答えにも、ヒントがいっぱい!

「高校で、地域について考えてもらう授業を手伝っている。5回ぐらいの授業で学生が書く感想文が変わってくる。Uターン者を増やす種まきが大事」(小池さん)
「仕事に就いてお給料をもらうという意識にとらわれすぎている。かつては、さまざまな仕事をすることで生計をたてた。季節ごとの援農などの仕組みを考えたい」(岡田さん)
「28歳前後でUターン・Iターンを考える時期が来る(この法則に会場も納得!)。家族を持つ、仕事を続けることをイメージし始める第2新卒あたりにターゲットをしぼって移住を発信するのが有効では?」(田鹿さん)

多くの“出来ること”をもらって、何だか勇気が湧いてきました。

地域課題を解決するワークショップ開始!

フォーラム2

いよいよワークショップ開始。示された6つのテーマは
A.次世代教育
B.自然的人口減少(結婚・出産など)
C.社会的人口減少(雇用・流出など)
D.環境問題
E.くらしを支えるインフラ(交通・医療・福祉など)
F.その他(なんでもOK)

私が選んだのは、Cの社会的人口減少「宮崎国独立」!?

フォーラム3

同じテーブルに着いたのは、既に地域で雇用をつくっている人や間もなく地域おこしをスタートさせる人、起業を目指す学生さんなど6人のメンバー。

立ち向かうテーマは難しそうだけど…と思いながら話し合ううちに、人の流出を止めることを考えるよりも、暮らしている人が満足すること、地域の魅力を再発見することが大切なのでは?ということに気づきました。

宮崎の価値を再発見し、発信していきたい!と考えた私たち。

2日目まで話し合い、「宮崎だけで暮らしが完結できそう」という意見に→なら、いっそ「宮崎国独立宣言」をしてしまおう!というわけで、「私たちは宮崎だけで生きていける」という自信に満ち満ちた発表を行いました。あえなく撃沈しましたが、すがすがしい気持ちでした。

優勝は、Aチームの次世代教育「こどもかぶしきがいしゃ」。

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「こどもかぶしきがいしゃ」をつくって、宮崎でつくったものを子どもたちが流通させていく。

その過程で、地域という社会とつながっていき、宮崎の良さを感じ、仕事やお金の価値を考えてもらうというもの。4月からスタートさせるという意気込みが素晴らしかった!

自然的人口減少を考えたチームは、未婚者と既婚者が交流し、リアルな結婚の話を聞くことで「結婚っていいかも」と感じてもらうという作戦。

環境問題に取り組んだチームは、自然の中で嫌われ者になりがちな昆虫に親しんでもらうため「ファーブル女子」が畑でコンサートを行うというユニークな提案をした上に、なんと、この場でデビュー!

出会いが収穫!

ワークショップや夜の交流会を通して、実際に地域で動いている人たちと出会えたこと、さまざまな方向から地域について考えることができたことは、何よりの収穫でした。

おまけ写真は、宿泊した「ホテル四季見」さんの“日本一の朝食”と、早起きができたメンバーで歩いた槵觸(くしふる)神社。
フォーラム4
長い階段は辛かったですが、朝の高千穂の空気は最高でした♪

フォーラム5

書いた人 goe
宮崎市出身・在住のフリーライター。得意ジャンルは食、建築・まちなみ、神話、地質など、ひかれるものがあれば、何にでも首をつっこんでしまう。県内各地、どの市町村にも友人がいるのが自慢!LEAP」「ichioshi」(宮日文化情報センター)など、読んでみてください!