宮崎を世界一チャレンジしやすい場所にする!ーMiyazaki Startup Valley 発足


最後まで残ったチャレンジャー達の集合写真

不遇の風雲児Diceです。
5月23日(土)の午後、宮崎市内のインタークロスにおいて、宮崎スタートアップバレー(Miyazaki Startup Valley)の設立記者発表及び第1回イベントが行われました。
我らがテゲツー!とも浅からぬ縁のあるこのイベントを取材に行ってきましたので、テゲツー!的視点から、その内容をお伝えしましょう。

なお、記者会見はプレス限定だったので参加できませんでしたが、同日のMRTテレビのニュースNextでも放映されたし、新聞各紙でも報道されたのでご覧になった方は多いはず。
とりあえず、MRTニュースのテキスト部分だけ引用すると、

宮崎でビジネスをスタートする人たちを応援します。
「起業」などをバックアップする団体が発足し23日、初会合が開かれました。
発足したのは、県内企業の経営者や個人でつくる団体「宮崎スタートアップバレー」で、23日は関係者らが参加して初会合が開かれました。
この団体は宮崎で起業へ向け準備したり、経営を勉強する人たちの支援、育成を目的に発足したもので、起業の際の情報提供や運転資金獲得のためのアドバイスなどにあたります。
県内ではこれまで民間で、起業の支援を行う組織などがなかったため、この団体では県内で起業を目指す経営者と、行政などとの橋渡し役を果たしていきたいとしています。
(宮崎スタートアップバレー・齋藤潤一代表)「宮崎に新しい文化をつくろうとチャレンジする人たちを支援することと同時に僕ら自身がチャレンジャーであり続けようと思っています」
この団体では今後定期的にイベントなどを開催し、2020年までに起業家など100人の育成をめざします。

出典:MRT宮崎放送
という風に伝えられています。

記者発表の模様

この宮崎スタートアップバレー(Miyazaki Startup Valley)この仕掛け人は、次の3人。
彼らは今、何を考え、何を目指しているのでしょう?

 

僕らがチャレンジしなければ、誰がチャレンジするのか?

齋藤潤一
齋藤潤一
【略歴】

大阪出身。
大学卒業後に米国に渡り、シリコンバレーのITベンチャー企業で、Web・モバイルサービス責任者を務める。
2006年帰国し、起業。大手企業や官公庁、地域プロモーションのWeb構築実績多数。
2011年妻の実家のある宮崎県にIターン。地域特産品の販路開拓などを手がけ、2014年にFAAVOで資金を集めて飫肥杉製品を携えてニューヨーク展示会に出展。
NPO法人まちづくりギフト代表。「テゲツー!」ではプロデューサーを務める。

彼と最初に出会ったのは、私が宮崎に戻ってほどなく、2013年の宮崎IT飲み会だったと思う。
彼は、人をその気にさせるのが実にうまい。ストレートに人の懐に飛び込んで、いつの間にか仲間に引き込んでいく。
2014年の飫肥杉のNY進出もその典型だったし、このテゲツー!だってそうだ。
プロジェクトを立ち上げ、実際に回していく能力に実に長けている。

齋藤隆太
齋藤隆太
【略歴】

宮崎市出身。
大学卒業後、USENの営業を経て、2008年にゲーム等のイラスト制作に特化したクリエイター支援を行う株式会社サーチフィールドを友人とともに起業。
2012年に「出身地と出身者をつなげる」をコンセプトとした地域×クラウドファンディングのサービス「FAAVO」を宮崎からスタート。
「FAAVO」は、自治体・企業・NPO等をエリアオーナーとして共同運営を実施し、全国38エリアに展開(2015年5月)
現在、株式会社サーチフィールド取締役、FAAVO事業責任者。

彼と最初に会ったのは2012年の東京だった。彼がFAAVOのサービスを始めたばかりの頃だ。
宮崎出身の若者で面白いITサービスをやっている人がいるということで紹介を受け、宮崎出身者で細々とやっていた2ヶ月に一度の勉強会に誘ったのが縁の始まりだ。
彼の印象は、実直。東京で高校の同窓会の世話役もやっていたし、穏やかに人の話を聞き、柔らかくアドバイスする。出身地である宮崎への思いも強く、その思いがFAAVOというサービスにつながっている。

土屋有
土屋有
【略歴】

都城市出身
大学在学中に株式会社アイレップ取締役、その後上場。子会社代表、ウェブメディア企業役員を歴任。
面白法人カヤック事業部長を経て、故郷 宮崎に戻り、株式会社アラタナにてECマーケティング事業本部長を務める傍ら多摩大学大学院客員教授も務め、講演、執筆など多数。

彼とも最初の出会いは東京だった。2010年だったか、「宮崎わけもんフォーラム」という宮崎出身の若者達がやっていた勉強会に顔を出した時に、そのフォーラムの一員だった彼と名刺交換したのが最初だった。その時は面白法人カヤックの名刺だった。
その後、私が宮崎に戻り、彼も宮崎にUターンしてアラタナに入った。
誤解を恐れずに彼を一言で語るなら、稀代のトリックスターだと思う。笑いの仮面の下から、ズバッと核心を突いた発言を放つ。厳しさをもって愛を語れる彼は、その経歴からもわかるとおり、事業化や起業に関する見識に優れている。

この3人が立ち上がる契機になったのは、この3月に東京で行われた「地方創生・ベンチャー会議」(主催:トーマツベンチャーサポート株式会社)らしい。3人ともここでパネルディスカッションに登壇している。
そしてこの場で、他の地域では起業支援やベンチャー支援がたくさんあるのに、宮崎に何故ないのだろうという疑問が浮かんだことが起点になっている。
この疑問のベースには、齋藤潤一がシリコンバレーで5年間働いた経験もある。
「シリコンバレーでは、誰かのチャレンジに対し、9割がやってみなよと言う。
一方、日本では失敗したらどうするのか?そんなんで食って行けるのか?と言われる。」
「地方が元気になるかダメになるかという岐路に立たされている今、どちらの未来を選んだ方がいいのかな自明ではないのか。
そのために、『やってみなよ』という文化を創りたい。」

と彼は基調講演で言う。

上記の経歴でもわかるとおり、この3人は既に様々なことにチャレンジしているチャレンジャーだ。
その3人に加えて、更に経験豊富なチャレンジャー達が顧問という形で加わっている。

続きはこちらから

脇を固める3人のチャレンジャー

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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