【開店】海の幸満載!北浦臨海パーク「きたうらら海市場」


「きたうらら海市場」外観

宮崎の魚の消費拡大をお手伝いするのも、今の仕事のひとつとなっているDiceです。
今回、延岡市北浦町古江に、新しい「食」の拠点施設「きたうらら海市場」が完成し、プレオープンの記念式典が行われるというので取材に出かけてきました。

この施設は、「きたうら海友」(宇戸田定信社長)と延岡市が共同で整備を進めてきた「北浦臨海パーク」の中核施設として整備されました。

北浦臨海パーク案内板

案内板にあるように、農林水産物直売所、レストラン、観光案内所、トイレなどが整備されています。
正式オープンは、4月27日(水)10時30分から。

 

農林水産物直売所が結構スゴい

農林水産物直売所内部

それでは、早速中に入ってみましょう。
「きたうらら海市場」の右奥にあるのが、農林水産物直売所
記念式典が行われる前なので、関係者でごった返していますが、高い天井と広々とした店内に、新鮮な海産物やその加工品のほか、野菜、肉、お菓子、日用品など、ちょっとしたスーパーと言っても良いくらいに、たくさんの種類の品物が販売されています。

直売所を奥から

品揃えを見ると、観光客向けの直売所としての機能と、地元の人の日常の買い物拠点としての機能を併せ持つ施設のようです。
経営を考えると、地元に固定客がいるというのは、強いなと思います。

鮮魚のショーケース

もちろん、獲れたての魚も、

アジ

安い!
(価格はその日によって異なります。この日はオープン記念特価)

メヒカリ

新鮮で形もいい!

ウツボ

スーパーなどではなかなかお目にかかれない、珍しい魚もあります。

肉のショーケース

肉も、鶏、豚、牛と勢揃い。

野菜の棚

新鮮野菜も、産直価格で安い!

 

レストランはビュッフェ形式

レストラン内部

こちらが、「きたうらら海市場」の入って左手にあるレストラン
木を多用した落ち着いた雰囲気の内装です。
2人掛けのテーブルが27個あり、それを2つ組み合わせて4人掛けにしつらえてあります。

窓際のカウンター席

この日はあいにくの雨でしたが、窓越しに港を望むことができるカウンター席もなかなかオシャレな雰囲気。
席数は、数えたら14席ありましたが、少し余裕のある配置でしたので、もう少しは増やせるのかもしれません。

舟盛り

この日は、プレオープンということでレストランで供された料理が全てこれからもあるとは限らないと思いますが、どういう感じなのか参考までにお届けしましょう。

基本的には、魚の鮮度を活かした、刺し身やにぎり寿司を中心として、揚げ物、焼き物、サラダなどがビュッフェ形式で提供されていました。
たくさんあるメニューの中から、季節や漁模様を反映して、常時20種類くらいを提供予定とか。

アジとミズイカの刺し身

こちらの舟盛りは、アジとミズイカ。

カンパチの握り寿司

カンパチの握り寿司。

アジの握り寿司

北浦と言えば、巻き網で揚がったアジも特産のひとつ。

マグロの握り寿司

この日のマグロは、川南町漁協の組合長が差し入れたものだったらしく、普段もあるのかどうかわかりませんが、鮮度、脂の乗りとも最高で、じつに美味しいマグロでした。

メヒカリの背ごし

北浦らしい料理の筆頭、「メヒカリの背ごし」
頭と内臓を取り除いたメヒカリを骨ごと筒切りにして、別に用意された酢味噌で食べるのですが、プリッとした身の食感と柔らかい背骨の歯応え、淡白でありながら上品な脂の味わいと酢味噌の甘みがよく合っていて、いくらでも食べられそう。
普段は唐揚げでいただくことの多いメヒカリですが、相当鮮度が良くないと、こういう火入れをしない料理では味わえないので、水揚げ港のすぐ近くという特性の生きた料理だと思います。
これを軍艦にして食べても面白そう。

料理を盛った皿

料理を盛るのは、3×3の窪みのある白い角皿で、ちょっとオシャレ。
ざっとこういう感じのビュッフェスタイルの食べ放題メニューで、食後のコーヒーなどソフトドリンクも込み(アルコール飲料は別途)で大人が1,800円(当分は1割引の1,620円で提供)、70歳以上と小学生が1,350円、未就学児600円、1歳未満が無料になる予定(当分は1割引の1,620円で提供)とか。
ランチとしては少々お高めかもしれませんが、このクオリティと量なら、満足できるお値段だと思います。

 

カキ小屋「牡蠣家」

牡蠣家

北浦臨海パークの敷地内には、丸正水産が運営するカキ小屋「牡蠣家」もあります。
こちらは、元々「うみうらら海市場」の場所にあったカキ小屋が移転リニューアルしたもので、一足先に4月15日(金)から営業中。
同社が北浦沖で養殖しているイワガキやマガキ、ブリ、カンパチなどのほか、地獲れの魚が提供されています。

いかがですか?
東九州自動車道が福岡県まで繋がって、往来も増えつつある中、大分県と県境を接する北浦町にこうした施設ができることは、周辺の回遊性を高めるためにも大きく役立つことでしょう。

熊本、大分の地震でまだ避難されている方も多く、余震もあって落ち着かない状況で、九州各地の観光地も苦戦が予想されていますが、こちらでは大分産の海産加工品なども取り扱われていますし、ゴールデンウィークは是非とも賑わって経済が回り、それが少しでも被災地の支援につながればいいなと思います。

皆さん、是非、ドライブがてらお立ち寄りください。

 

【北浦臨海パーク きたうらら海市場】
住所:延岡市北浦町古江2501番地60 ⇨ マップ
TEL:0982-24-5580
営業時間:直売所 8:30~20:00、レストラン 10:30~18:30

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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