今週末は飫肥に行くべき5つの理由-DENKEN WEEK


豫章館入り口
画像提供:飫肥杉仮面

いよいよイオンモール宮崎の増床工事が完了し、既にソフトオープンと称して増床部分の営業も始まりましたので、早速、今度の土日に行ってみようと考えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

しかし、リニューアルして最初の週末ですから、到着までの渋滞や混雑も予想されますし、無理して今週末に行かなくとも、今すぐ行かなくてもイオンモール逃げませんから。
それよりも今週末に行くべきは、DENKEN WEEK開催中(3/10~3/18)の日南市飫肥であると、断言しちゃいます。

その理由は、次の5つ。

 

その1 必見! 歴史と最新技術が融合したプロジェクションマッピング

まずは、豫章館で上映されているプロジェクションマッピング、DENKEN PJM

飫肥に伝わる伝承や伝説、年中行事、自然の豊かさなどを織り込んだ、完全オリジナル、フルCGの映像が、豫章館の広間の障子・襖一面に映し出されます。

私も3月10日(土)のオープニングの日に観ましたが、そのクオリティの高さと迫力に驚かされました。
国内でも最高水準のチームが制作したこの映像作品、この機会に絶対に観て欲しい。いや、観ないと損しますよ。

プロジェクションマッピング
画像提供:飫肥杉仮面

私が観た時は夜の庭からだったので、プロジェクターを入れた箱や柱がちょっと邪魔だなと感じたのですが、昼間は雨戸を閉めて室内で観るようになっているので、その音響や映像をストレートに味わうことができます。夜に観るより、絶対にそっちの方がオススメです。

 

その2 見逃せない! 宮崎から世界に飛び出す気鋭のアーティストの作品群

小松さんの作品@服部亭

服部亭、振徳堂ギャラリーこだま、小鹿倉邸の4ヶ所で行われている、DENKEN ARTには、宮崎出身で世界を舞台に活躍する4人のアーティストの作品がそれぞれ展示されています。

入江さんの作品@振徳堂
画像提供:飫肥杉仮面

服部亭には小松孝英さん。振徳堂には入江万理子さん、ギャラリーこだまには小林達史さん、小鹿倉邸には園田空也さんの作品があり、由緒のある伝統的な建築物と現代アートとの組み合わせが、飫肥のまちづくりのこれからの姿を示しているようでもあります。

園田さんの作品@小鹿倉邸
画像提供:飫肥杉仮面

それぞれの場所に展示されている作品の数は決して多くはありませんが、その分じっくりと鑑賞できますし、飫肥の伝建地区に散在するこの4ヶ所をゆっくりと巡る道すがら、歴史や自然、風土などいろんなものが見えてきますよ。

 

その3 味わえる! 楽しめる! 44店舗が一堂に会するマルシェ

飫肥城鐘撞堂下
画像出典:みやざき観光情報 旬ナビ フォトギャラリー

3月17日(土)の11時から17時まで、飫肥城の鐘撞堂下では、 DENKEN MARCHEが開催されます

予定されている出店者は、

0291 factory (カメラ用品・雑貨)
Aya Run*Run畑♪  (野菜・加工品、綾町)
un petit peu… (雑貨・陶器・物販、都城市)
石窯PACE (軽食・フード、新富町)
いまここ自然農園 (野菜・加工品、綾町)
うなぎの寝床 (雑貨・陶器・物販、八女市)
頴娃のお福分け (野菜・加工品、南九州市)
エジプト料理アッシャムス (軽食・フード、都城市)
M-flora (衣料・雑貨、日南市)
お茶のつかさ園 (お茶・ドリンク、日南市)
飫肥ワイン食堂 ANBERASHU (軽食・フード、日南市)
Kiitos (スイーツ・パン、鹿屋市)
キタカゼパンチ (木製品・雑貨、阿蘇市)
gift* (ジャム・加工品、鹿児島市)
くるりカフェ (ベーグル・コーヒー、綾町)
原木しいたけ 茸蔵 (原木椎茸・加工品、日南市)
㈱呉服の丸中 (着物・雑貨、都城市)
小松食堂×京町食堂 (軽食・フード、鹿屋市)
胡麻屋 しも農園 (ごま・加工品、三股町)
地頭鶏 恵 (軽食・フード、日南市)
GINNOO (軽食・フード、日南市)
新町農園 あーすかふぇ菜屋 (野菜・加工品、都城市)
スパイスカフェヒトツブ (軽食・フード、日南市)
Tabby Coffee (コーヒー・ドリンク、鹿児島市)
Cheerfulmark (楽器・雑貨、鹿児島市)
tsuzulab (鉄製品・雑貨、南九州市)
和空なぎそら農園 (野菜・加工品、日向市)
NEARO (軽食・フード、日南市)
日南Sweets Factory MITSUKO (スイーツ、日南市)
nichinan made (スイーツ、日南市)
NICHINAN LEMON (レモネード・ドリンク、日南市)
PARK miyakonojyo (スコーン、都城市)
ハイカラ珈琲 ユメヅル (コーヒー・ドリンク、東京都渋谷区)
畑pan (パン、鹿屋市)
日本茶専門店shop&cafe 日向時間 (お茶・ドリンク、都城市)
ホシノウエベーカリー×Tree of Life (パン、串間市)
Ponchice (マフィン、宮崎市)
mite.tte (リネン・木工雑貨、霧島市)
宮崎ハニーイモ (スイーツ、宮崎市)
やわらや (軽食・フード、綾町)
夢印たまご村 (スイーツ、宮崎市)
Yokozawa Farm (野菜・加工品、日南市)
restyle (生活雑貨、都城市)
恋史郎コーヒー (コーヒー・飲料、宮崎市)

という44店舗。これだけの規模の出店者が集まるマルシェは、宮崎では珍しいのではないでしょうか。
1日だけで終わるなんて、とても回りきれそうにありません。

 

その4 必聴! 豪華ゲスト陣のディープなトーク

小村記念館

3月18日(日)に小村記念館で行われる「 DENKEN TALKS」は三部構成。
まず、13時からの第一部では、「歴史的資源を活用した観光まちづくり」と題して、Kiraku Japan合同会社代表取締役のサンドバーグ 弘さんと、 (株)うなぎの寝床代表取締役の白水高広さんが、それぞれ40分ずつ講演されます。

14時20分からの第二部は、「飫肥のまちなみの可能性」と題して、 (株)プラスディー代表取締役本田晋一郎さん、 (株)乃村工藝社OKAERI NIPPON PROJECT プロジェクトリーダーの山野恭稔さん、崎田恭平日南市長によるクロストークと、 (公財)服部植物研究所の片桐知之所長の講演。

15時40分からの第三部は、「九州内の伝建地区の取り組み」と題して、まちづくりネット八女代表の北島力さん、尾前設計合同会社代表社員で椎葉村観光ツーリズムネットワーク会長でもある尾前一日出さん、崎田恭平日南市長の3人によるクロストーク。

様々な分野で、時代の先端で活躍されてる皆さん。まとめてお話を伺えるなんて、これが最初で最後かもしれません。
どんな展開になるのか実に楽しみです。

 

その5 乗って残そう! JR日南線

海幸山幸@飫肥駅

2017(平成29)年8月にJR九州が発表した路線別の輸送密度で、改めてその厳しさが浮き彫りになった日南線。
少ないとは言え、地域にとって通勤・通学には欠かせない交通手段であることは間違いないので、ことあるごとに乗車機会を増やすのが地元の務めでもあります。
飫肥には、伝建地区に蔵を構える小玉醸造合同会社の「杜氏潤平」や「おびの蔵から」など地元の美味しい焼酎もあるので、是非とも日南線に乗ってお出かけいただき、思う存分、焼酎も味わっていただければと思います。

車窓からは、こんな風景が見られるはず!

さあ、今週末は、JR日南線に乗って飫肥へ、是非!!

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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