今年も全品食べ比べました!! - ご当地グルメコンテスト2018 in まつり宮崎


トップ画像「ご当地グルメコンテスト2018」

そろそろ料理研究家を名乗ろうかと野心満々のフードアナリスト、Diceです。

毎年8月、「まつり宮崎」に合わせてアサヒビールプレゼンツで開催されている「ご当地グルメコンテスト」

県内26市町村がご当地食材を使った渾身の一品で競うこのコンテスト、テゲツー!では3年前一昨年昨年と、3年連続で会場から速報をお伝えしてきました。

これまでは、土曜日だけの開催でしたが、今回は、8月18日(土)と19日(日)の2日間に渡っての開催となったので、今年も初日に速報しなければと、例年より2時間遅い11時55分の開場とともに入場したら、会場のMRT miccダイヤモンドホールは、既に26市町村の関係者の熱気でむせかえっておりました。

取材陣(一部)

昨年、初の26品完全制覇を果たしたことによって、今年ものしかかる完全制覇へのプレッシャー。
昨年の人数では、食べきるのに死にそうな思いだったので、今年は、Dice、こーへー、さこっち、竹下、Madoというライター陣に、Tours Barのまっつん、竹下スカウトの駒田由香子、佐々木美代子、日高たくミという胃袋担当3人を加えて、総勢9名という万全の体制で臨むことにしました。

今年も参加の26市町村、それぞれに地元の食材を使った自慢の一品を用意していましたが、ざっくりと5つのジャンルに分けてご紹介していきましょう。
まずは、主食系の丼物・麺類のジャンルから。

 

丼物・麺類編

丼物・麺類のジャンルでの出品は、次の5市町。どれもレベルが高く、激戦です。

西都市「犇めき丼(ひしめきどん)」

西都市ブース

畜産業の盛んな西都市は、有田牧畜産業の「この華牛」(ホルスタイン種)のローストビーフのスライスを、牛ベーコン炊き込んだご飯の回りに並べ、特製ヨーグルトソースをかけた、牛の魅力が犇めいている丼で参戦。

西都市「犇めき丼」

いきなり、チャンピオン級のインパクト。
しかし、このビジュアルはどこかで見たことがあるような。そう、2年前の美郷町「鹿肉エベレスト丼」だ!
それはさておきお味の方は、赤身のしっかりとした美味さの味わえる薄切りローストビーフに、牛ベーコンを炊き込んだご飯で脂の美味さを加え、それを爽やかな酸味のヨーグルトソースがまとめるという、なかなかバランス良い一品でした。

 

木城町「ガッツリ牛丼・豚炭火のせ」

木城町ブース

木城町は、鍋倉牧場で育てられた赤身の美味しい「笹ビーフ」(黒毛和種)を使った牛丼に、小野農場の女性経営者・小野彩さんが育てた「あやちゃん豚」の炭火焼きを載せた丼。

木城町「ガッツリ牛丼・豚炭火のせ」

少し濃いめの味付けでゴボウのささがきも入った牛丼と、豚炭火焼きというガテン系が泣きそうなガッツリとした組み合わせ。
丼抱えてかき込みたくなる一品ですが、我々には先が長い。ちょっとずつシェアしていただきました。

 

美郷町「美郷のUMAMI爆発!極上ローストジビエ丼」

美郷町ブース

渡川の山師・今西正さん率いる美郷町は、一昨年の「鹿肉エベレスト丼」、昨年の「DLTバーガー」に続いて、今年もジビエ料理の「極上ローストジビエ丼」でチャレンジ。
さすがに3年連続出場ともなると、細かいところにも気が利いていて、ブースの装飾、着ているTシャツ、商品のパッケージに共通のロゴが入り、カラーも統一されていて美しい。今年は、優勝へ向けて一層気合いが入っている感じです。

美郷町「極上ローストジビエ丼」

鹿肉ローストの丼ということで、2016年準優勝の「鹿肉エベレスト丼」と同じではとお思いかもしれませんが、今西さんが経営する若草HUTTEでの商品化を経て、見た目も味も更に進化しています。
まず鹿肉は、乾椎茸のパウダーをまぶしてローストして、イノシン酸にグアニル酸の旨味も加えるという手のかけよう。
その鹿肉ローストを薄くスライスして大葉で彩りを添えたご飯の上に盛り、その上には南高梅の梅干し1個と糸唐辛子。ビジュアルも美しく仕上がっています。
特産の南高梅で作られた、ほどよい酸味の梅干しが実によい働きをしていて、さっぱりと全体をまとめ上げ、クオリティの高い一品に仕上がっていました。
取材陣の中でも、評価の高かった一品です。

 

高千穂町「高千穂牛彩り炙り丼」

高千穂町ブース

高千穂町は、ブランド牛の「高千穂牛」を炙り焼きにし、特製のタレをかけたご飯の上に盛ったら、刻みネギと色あられで彩りを添えて提供。

高千穂町「炙り牛丼」

これもビジュアルはなかなか美しい。
いただいてみると、さすがは地元では日本一とも評されるブランド牛、その美味さに思わず「おいしい!」と声が出ます。
彩りで添えられたあられがカリッとした食感を加えて、良い仕事をしているのも高評価。
これも、優勝を争う出来と言って過言ではないでしょう。

 

串間市「ぶっかけ イモ冷麺~美咲豚の冷しゃぶを添えて~」

串間市ブース

26市町村中、唯一の麺類で勝負してきたのは、さつまいもの産地・串間市。
さつまいもと小麦粉で作った麺をぶっかけ冷麺に仕立て、美咲豚の冷しゃぶと芋天をトッピング。

串間市「ぶっかけイモ冷麺」

麺はツルっとしつつシコシコ感あって、和風出汁の冷たい汁でさっぱりといただけます。
甘みのある芋天に、こくを加える美咲豚の冷しゃぶ、彩りと食感に変化を与える刻みオクラと、調和の取れたなかなか美味しい出来でした。

以上5種類のうち、ライター陣からは、美郷町の「極上ジビエ丼」と高千穂町の「高千穂牛彩り炙り丼」の評価が高く甲乙つけ難かったのですが、最終的にトータルコーディネート力が評価された「極上ジビエ丼」(美郷町)に僅差で軍配が上がりました。

続きはこちら

バーガー・サンドイッチ編

Follow me!


1 2 3 4 5 6
よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

目次