日向で飲んだ〆は、へべすうどんで! - うどんBar おだや/日向市


サーフボードの看板

宮崎市内在住、職場はこの4月から高鍋町の麺喰いDiceです。
久しぶりに仕事で日向市に行く機会があったのですが、仕事終わってそのまま帰るのももったいないので、昔お世話になった人たちと飲むことにしました。
酒場放浪記のロケで吉田類さんも訪れたという焼き鳥屋さんでひとしきり飲んだ後、
「〆にうどん食べに行きましょう。」
と言われて、近くの店に移動しました。

到着したみせのドアの上には、白いサーフボードに黒文字で おだや 釜揚げうどん」と書かれた看板が掲げられています。

ここが、日向人が飲んだ後の〆に愛用するうどん屋さんなのですね。

 

ドアを開けるとそこは

おだや内部

普通のうどん屋をイメージしてドアを開けるとそこは、完全にバーかスナックの雰囲気。
店間違ったかと思いましたよ。

入り口前から奥に、すこしゆるやかな曲線を描きながら続くL字のカウンターに、椅子が12個。
幅広のカウンターの上には、グラスやら焼酎のボトルやらが置かれ、この絵だけ見たら、やっぱりうどん屋じゃなくて飲み屋でしょ。
まあ、飲めるうどん屋ということで、「うどんBar」と称しているらしいので、あながち間違いでもないんですけどね。

 

日向のサーファーの兄貴分

小田司さん

笑顔で迎えてくれたのは、店主の小田司さん。
実家は、日向市財光寺にある合資会社小田製めん所ということで、製麺所直営のうどん屋さんなんですね。
この店のオープンは2012(平成24)年4月ということで、7年目のシーズンに入っており、これまでたくさんの方が訪れた跡が、壁に飾られた色紙などからも感じられました。

実は小田さん、看板がサーフボードであることからもわかるように、サーファーとして昔から日向の海で波に乗ってきた方で、日向のみならず宮崎や最近では県外の若いサーファー達から、兄貴分として慕われるレジエンドなのです。

 

元祖・へべすうどん

へべすうどん

その小田さんが、「へべすうどんは、うちが元祖だから。」と言う「季節限定!!へべすうどん」(650円)は、6月中旬からのへべすの季節限定販売。

平打ちのつるっとした麺は、ふわっと優しく歯を受け止めたかと思うと、噛み進む間にむにゅっとした抵抗を見せ、最後にしこっとした感触を残して噛み切れます。この適度なコシ、さすがに製麺所直営のうどん店ですね。

クリアで黄金色に澄んだ出汁に、へべすのスライスが6枚。
爽やかな柑橘の香りが鼻腔をくすぐり、深い旨味にへべすの酸がさっぱりとした味わいを添えて、麺をたぐる手が止まりません。

へべすの季節もそろそろ終わりに近づいているので、今シーズンのうちに食べたい方はお早めに!

かすうどん

ちょっと具材にコクが欲しい方には、「大阪名物 カスうどん」(750円)。

細切りにした牛の小腸を脂が抜けるまで素揚げにした「油かす」が載っていて、肉の旨味を感じながらも意外と低脂肪で、さっぱりといただけます。

釜揚げバター肉のせ

「おだやと言えば肉うどん!」と同行の一人が言ってましたが、その肉うどんの具を使った一品が、「釜揚げバターうどん肉のせ」(950円)。

茹でたての釜揚げうどんに添えられたバターと卵の黄身をよくかき混ぜて、カルボナーラのようにしていただくのですが、そこに更に甘辛く煮込まれた牛肉の旨味が加わって、これまた絶妙。

以上、初訪問で、定番の「釜揚げうどん」(550円)や「肉うどん」(800円)をあえて外していただきましたが、この他にも「激辛カレーうどん」(700円)とか「冷やし納豆うどん」(650)円などいろいろ気になるメニューがいろいろあって、近いうちに再訪したくなりました。

飲み物やおつまみもいろいろあるようなので、〆の訪問ではなくて、次回は最初からここでも良いかも。
この2階には、同じく小田さんが経営する「おだやの上」というスナックもあるらしいですし。

いや~、久しぶりの日向の夜は、なかなか収穫の多い一夜でした。

 

【うどんBar おだや】
住所:日向市上町10-6 村上ビル1F → マップ
電話:090-3410-4778
営業時間:19:00~3:00
店休日:無休

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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