この冬一度は食べたい!へべすぶりのしゃぶしゃぶに悶絶!-和 さいき/宮崎市

「さいき」入口

今年は暖冬気味だったのですが、ようやく寒くなってきましたね。
寒くなると、やっぱり鍋を囲んで一献傾けたくなりますよね。

宮崎市のメインストリート・橘通りから1本東側に入った四季通りに、魚料理の美味しい店があるという噂は耳にしていたのですが、ようやく訪れることができました。

「さいき」上がり口

お店の名前は、「和 さいき」

お店の場所は、四季通りの北端、宮崎山形屋の手前の東側のビルの2階で、1階の上り口には、このようにメニューが出されています。

 

小上がりの座敷とカウンターの店内

小上がり窓側

入口を入ってすぐ右手の窓側には、小上がりに4人がけのテーブルが2卓。

掘りごたつ式になっていますので、膝が痛くて座敷が苦手という方でも大丈夫。

小上がりとカウンター

そこから左手には、同じ小上がりに6人掛けのテーブルがあり、その奥には厨房と、その前にしつらえられたカウンターがあります。

 

魚料理がずらりと並ぶメニュー

メニュー

座卓について、料理のメニューを拝見。

お造りから始まって、酒の肴、焼き物、揚げ物、煮付け、蒸し物と、魚料理がずらりと並びます。

もう、見ただけでどれも美味しそうで、「右から左まで全部持って来て!」と言いそうになりますが、流石にそれは無謀なので思いとどまって、とりあえずいくつかお願いしました。

よだれみな

付き出しの「よだれみな」をいただきながら、日本酒をちびちびといただきます。

「よだれみな」は、ミクリガイ(三繰貝)という貝で、本州から九州にかけての沿岸部の砂泥地で獲れますが、身が柔らかく甘みもあるので各地で食用として親しまれていて、粘液を大量に出すので「よだれ」という名が冠されています。

宮崎でも飲み屋の付き出しに使われることが多く、爪楊枝で身を出しながら、日本酒や焼酎とともにいただくと、これが絶品なのですね。

あじ梅なめろう

続いてのあては、鯵の切り身に梅干し、味噌を合わせた「あじ梅なめろう」

「なめろう」は、細かく叩いてあるのが普通ですが、こちらのは小口の切り身と梅味噌たれが和えてあり、鯵の脂の甘みを引き立てる塩梅が絶妙。

日本酒を差しつ差されつしているうちに、「のどぐろ塩焼き」が焼き上がってきました。

のどぐろ塩焼き

「のどぐろ」はアカムツというお魚で、大きくなると40cmほどになり、背側は赤紅色で腹側は銀白色、口を開くと喉の奥が黒いので、そう呼ばれます。

日本海側の山陰から北陸にかけて高級魚として扱われていますので、そちらが特産のイメージがありますが、宮崎の港でも水揚げされています。

脂の乗りが良く、刺身にしても焼いても、鍋の材料でも美味しいのですが、こちらの塩焼きは、身は半生程度に軽く、骨の部分はしっかりと火を通してあって、骨までしゃぶってその美味さを味わい尽くせます。

 

いよいよ「へべすブリ」のブリしゃぶ登場!

出汁の入った土鍋

「美味しい、美味しい!」と言い合いながら飲み食いしているところに、いよいよ今日のメイン、看板料理である「ブリしゃぶ」の登場です。

まずは、出汁が張られた浅めの土鍋が出てきます。

黄金色に透き通る出汁からは、かつお節の馥郁たる香りが漂ってきます。

へべすブリと九条ねぎ

続いて、へべすぶりと九条ねぎ、絹ごし豆腐、えのきの盛られた大皿が登場。

延岡市北浦の海で、日向市特産のへべす(平兵衛酢)を餌に混ぜて養殖されたへべすぶりは、臭みが無くさっぱりとした口当たりが特徴。ピンク色の身の色合いも美しいです。

やや厚めに引かれたへべすぶりは刺身でも食べられるそうで、別に醤油を入れる小皿も出てきました。

しゃぶしゃぶ

先に九条ねぎやえのき、豆腐などを土鍋に投入して軽く火を通したら、へべすぶりの切り身をしゃぶしゃぶして、自家製のぽん酢に付けていただきます。

へべすぶりの甘みがぽん酢の酸で引き立ち、口当たりの柔らかい九条ねぎとともにいただくと、噛むほどにぶりの旨味とねぎの甘み、ぽん酢の旨味と酸味が渾然一体となった汁がぴゅるっとほとばしり、至福の香りが鼻腔に抜けながら、喉を降りていく訳です。

もう、食べ始めたら箸が止まりません。

しゃぶしゃぶ、とっぷり、ぱくり、ぴゅるり、もぐもぐ、ふわ~っ、ふうーっ、の繰り返し。

あっという間に皿が空になって、へべすぶり追加をお願いしたくなりました。

 

〆は雑炊で!最後まで美味しい「へべすブリしゃぶしゃぶ」

雑炊

全部食べ終えたら、〆はやっぱり雑炊ですね。

うどんや蕎麦も選べるらしいのですが、へべすぶりや九条ねぎの旨味が溶け出した出汁を余すことなく味わうには、雑炊に勝るものはありません。

卵でとじられて、刻み海苔が散らされた雑炊を、はふはふ言いながら食べ尽くしたら、ほ~っと一息ついて、しばし恍惚となってしまいました。

これは、「この冬、宮崎で食べるべき鍋選手権」に堂々のランクインです!!

(急遽作りましたw)

 

佐伯夫妻がお待ちしております

佐伯夫妻

店を切り盛りする、ご主人の佐伯和彦さんと奥様。

宮崎市内の料理店で働かれていた佐伯さんは、独立して、2017(平成29)年の10月にこの店をオープンされ、もう1年が経過しました。

お店が忙しくなければ、カウンターでご主人のお話を伺いながら、美味しい魚料理をつまみに飲むのも良さそうです。

おまかせコース

こちらは、ご覧のとおり3,500円のおまかせコースもあって、これがまた刮目すべき内容という情報が入ってきたので、次はコースでお願いしようかな。

また、お昼にはランチもやられているそうで、こちらも要チェック!

 

【和 さいき】
住所:宮崎市橘通東3丁目5-5 山下ビル2F北側 → MAP
電話:0985-82-7607
営業時間:ランチ 12:00~14:00 ディナー 17:30~23:30
定休日:月曜日

投稿者 Dice

自転車乗りの図書館屋。趣味は料理だが、単身赴任中なので、その腕を振るうのは自分のためだけというのがちと哀しい。 2016年から、フードアナリストとしても活動。 てげつーのアドバイザーで後見人的な人。週末に頑張って書く記事は、玄人受けで、ファンが多い。 下のガンジスカレーの記事は、佐々木俊尚さんとか著名人にもシェアされたりしている。 人気記事:宮崎空港ではガンジスカレーを食すべし!