黄金色に輝く「冬虫夏草」が宮崎で作られていた! - (株)宮崎ゴールドファーム株式会社/宮崎市


菌床栽培の冬虫夏草

そろそろ、身体に良いとされるサプリが気になるお年頃のDiceです。

突然ですが皆さん、「冬虫夏草」ってご存知ですか?
「とうちゅうかそう」または「ふゆむしなつくさ」とも読みますが、昆虫に寄生する虫草菌のキノコのことです。
虫草菌のキノコは世界中に400~500種ほどあるそうですが、中国ではこのうちコウモリガの幼虫に寄生するものだけを「冬虫夏草」と呼び、古来から特別な食材として珍重され、1987年に一級漢方に認定され、1995年には国家指定食品になっています。
何でも、2000年の北京五輪の際に中国選手が躍進した背景には、「冬虫夏草」の力があったとも言われているそうです。

宮崎では、霧島酒造の健康酒「金霧島」に使われていることで有名ですね。

 

宮崎ゴールドファーム

宮崎ゴールドファーム外観

その「冬虫夏草」、本来はコウモリガの幼虫から発生するのですが、最近では、人工栽培の技術が確立し、国内でも生産されるようになってきています。

先日、宮崎にも「冬虫夏草」を生産している会社があると聞き、訪ねてみることにしました。

会社の名前は、「株式会社宮崎ゴールドファーム」
宮崎市源藤町のニトリモールの裏手、月見が丘団地に上る坂の途中にありました。

 

宮崎の気候は「冬虫夏草」の栽培に向いている

松田幸一さん

迎えていただいたのは、同社取締役の松田幸一さん。
大病を患った後に「冬虫夏草」と出会い、その効果を自ら実感したことで、2015年創業の宮崎ゴールドファームに入社し、販路拡大を手がけるようになったのだそうです。

実際の栽培の様子は拝見できませんでしたが、温度や湿度が管理された部屋で菌床栽培すると、発芽から収穫できる大きさまで育つのに3~4ヶ月くらいかかるそうです。
しかし、天然の物に比べて成分が安定するために品質が揃い、製品化しやすいとのこと。
また、宮崎は気候が良いので、品質の良い「冬虫夏草」ができるのだそうです。

冬虫夏草粉末

こちらが、収穫後の「冬虫夏草」を乾燥して粉末にしたもの。見た目はきな粉のようですね。
少し舐めさせていただきましたが、特に臭いも無く、味はキノコらしい旨味成分が感じられるものの、苦みや癖は感じませんでした。

この粉末をお茶に混ぜた製品も作られていますが、お茶の香りや味を邪魔しないので、飽きの来ない味になるのだそうです。

 

いろんな企業とコラボしたい

製品群

これららが、宮崎ゴールドファームで作られている冬虫夏草製品の一部。
自社のWebサイトのほか、みやざき物産館や宮崎観光ホテル、スーパーまつの、香川ランチ物産館などで販売されているそうです。

北京五輪での中国選手の活躍の後、「冬虫夏草」の力が見直されたため、相場は高騰し天然物はほとんど見られなくなり、粗悪な栽培品も増えました。
今では国内でも生産されていますし、中国や韓国など国外から輸入されるものもありその品質も様々ですが、こちらで栽培されているのは、最高級と言われるチベット産を凌ぐ可能性を秘めているコルジセプス・ミリタリスという種類の冬虫夏草で、品質にの高さには自信があるとのこと。

今後は、スポーツヘルス分野など様々な企業とのコラボも模索したいということでしたので、気になる方は是非、下記までご連絡を。

 
【株式会社宮崎ゴールドファーム】
住所:宮崎市月見ケ丘5-23-1 → マップ
電話:0985-89-0368
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜、祝日

Follow me!


よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

目次