【開店】広さが倍になって新メニューも登場!!ーしろきじ / 宮崎市


しろきじ外観

宮崎市の人情横丁の中央付近にある焼鳥の店「しろきじ」
今や宮崎市内のほか、沖縄にも系列店のあるグループの本店とも言える店で、コアタイムには予約しないとなかなか入れない人気店です。

しろきじ看板

その「しろきじ」、ここしばらく工事中になっていたのですが、「てしお」というラーメン店だった隣の店舗と一体となる形で改装が行われ、12月2日(月)に晴れてリニューアルオープンとなりました。

先日、人情横丁に足を伸ばすチャンスがあったので、早速でかけてきました。一人だったので、タイミング良く入店できてラッキー。

 

広く明るくきれいになった店内

入口から奥へ続くL字のカウンター

右側に移された引き戸の入り口を入ると、1階はL字型のカウンターに囲まれた広いキッチン。
真ん中にあった壁を抜いて、かつての2店舗分のスペースをフルに使ったので、広く明るく、きれいになりました。

しろきじ1階カウンター

カウンターには椅子が12席あり、焼酎の一升瓶がずらりと並び、その上にはたくさんのワイングラスが下がっています。

写真はありませんが、2階は小上がりの座敷になっていて、最大で30名ほどが座れるようになっていますので、予約できればちょっと大人数の宴会もOK。

 

おまかせでちょい飲み

ハイボールとお通しと先付

さっそくL字型のカウンターのコーナーに陣取って、メニューを拝見。
串焼きを中心に、単品もいろいろありますが、ここはまずハイボールとともに、「おまかせ」1,800円をオーダーしました。

しばらく待つと、ハイボールに続いて、お通しのキャベツ盛りと「おまかせ」の先付として「サンマのみぞれ煮」が出てきました。

サンマのみぞれ煮

季節のサンマは、骨まで柔らかく煮られていて、味加減もほど良い塩梅。
まずは、優しい味のみぞれ煮で眠っていた胃を活性化させ、ハイボールで乾いた喉を潤して、これからの料理に備えます。

 

うなま山地鶏の串

鷄串4種

続いて鶏串が4本。右から、つくね、砂肝、ねぎま、ささみ(塩)です。
こちらの鶏は、美郷町北郷の「うなま山地鶏」(メニューには「宇納間地鶏」と表記されています)が使われています。(ちなみに、若草通店は「黒岩土鶏」。)

まずは、つくねから。しっとりとした焼き上がりながら適度な歯ごたえが感じられ、噛みしめるうちに肉の持つ旨味がぴゅるぴゅると溢れ出して来る感じ。
砂肝は、噛み切る時のしゃりっとした特有の歯ごたえの後、塩味の奥からほのかな甘みが感じられます。
ねぎまに使われているのは、もも肉。噛んだ時に歯を押し返す適度な食感の嬉しさとともに、肉の旨味がストレートに味わえる王道の部位。焼かれて甘みの増したねぎがフィニッシュをまとめます。
最後のささみは、中心部がレアになるように火が通されていますが、ふわっと柔らかく、噛みしめると繊維がほどけてきて、その間から旨味が染み出てきます。
上に載せられた刻みミョウガも良いアクセントに。

箸休め

続いて箸休めとして、「千切り大根とガリ」が出てきました。
ガリの辛みが結構来ますが、酢の爽やかさで口の中をリフレッシュして、次の串を待ちます。

 

ワインの品揃えも確か

Framcis Coppola Zinfandel

ここで、ハイボールから赤ワインにチェンジ。
こちらのお店、宮崎県各地の焼酎、全国から厳選された日本酒と様々に揃っていますが、ワインの品揃えも昔から定評があり、泡、白、赤と揃っていて、ワインを飲みながら焼鳥の串をほおばるスタイルを宮崎に定着させた店のひとつでもあるのです。

お店のオススメをお願いしたら、カリフォルニアワインの中から「2016 フランシス・コッポラ ダイヤモンド・コレクション ジンファンデル」が登場。

おおこれは、映画ファンならおなじみ、あの『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』のフランシス・フォード・コッポラ監督が手がけるワイナリーで造られたワインではありませんか。

凝縮されたリッチな果実感に、タンニンの渋みは控えめ。フィニッシュが若干スパイシーで、お肉との相性も良し。

 

若草通店で人気の野菜巻きが新登場

野菜巻き

次の皿は、野菜巻き4種。
野菜巻きは、これまで「若草通店」にしか無かったメニューですが、同店で好評のため、リニューアルに合わせて本店にも登場。
この日は、セロリ巻、ねぎ巻、里芋巻に、素焼きのエリンギというラインナップ。
もちろん単品には、レタス巻やパクチー巻など定番の人気メニューもあります。

 

牛串2種

牛串2種

最後の皿は牛串で、クラシタとミノの2種類。
クラシタとは肩ロースのことで、鞍の下の肉から来ているネーミングらしいです。
柔らかく歯を押し返す噛み応えながら、繊維もしっかりあって、噛んでいるうちに旨味があふれてきます。
一方のミノは、4つある牛の胃のうちの最初のもので、しっかりとした肉質で噛み応えがあります。

以上で「おまかせ」は終了。
食べ足りなければ、串焼きを追加するも良し、大根の唐揚げや佐土原茄子の揚げだしなど単品を頼むのも良し、鷄雑炊や親子丼など〆に行くのも良しです。

 

パワーアップした「しろきじ」をよろしく!

福吉正明さん

お店にいらっしゃった、しろきじグループ総帥、株式会社白雉代表取締役の福吉正明さんにお話を伺いました。

「お待たせした皆さんのために、リニューアルオープンから1月末までは朝5時まで営業しようと考えてアナウンスしたのですが、スタッフの確保も大変なので、1時までの営業(0:30ラストオーダー)でやることになりました。
広くなっただけでなく、野菜巻きなど新しいメニューも取り入れて、ますますパワーアップした『しろきじ』をよろしくお願いします。」

とのこと。

この日も次々にお客さんが訪れて、入店待ちの時間帯もありましたので、できれば予約してからの来店がオススメです。
いっぱいの場合は、店の前にある系列店『角打ち しなと』で軽く飲みながら待つ手もありますね。

 
【しろきじ】
住所:宮崎市中央通6-28 → マップ
電話番号:0985-23-4822
定休日(羽休め):不定休
営業時間:17:00~翌1:00(L.O. 0:30)

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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