うどん屋の中華そばってありなの!?


きっちょううどん橘通店

うどん屋でもそば派のDiceです。
橘通西3丁目のバス停前にあり、夜中の3時まで営業している「きっちょううどん橘通店」。
私も昼夜、何度となくお世話になっておりますが、いつもは「天玉かそば」をいただくのが定番です。
うどん屋なんですが、あえて「そば」にする、ささやかなこだわり。

 

中華そばの幟が

中華そばの幟

先日、ニシタチで飲んだ帰りに「きっちょううどん橘通店」の前を通ったら、「中華そば」と大書された幟が店の前に立っているではありませんか。
う~む、第三の男(古っ!)、第3のビールならぬ、うどん、そばに続く第3の麺の登場ですか。気になります。
ちょうど小腹も空いていたので、入ってみることにしました。

 

うどんと同じいりこだしの中華そば

トレイに載せられて出てきました

奥のカウンターで、おもむろに「中華めん」と告げて450円(税込)を払うと、おばちゃんがてぼに中華麺を投入して、うどんやそばと同じように湯の中で温め始めます。
適度に麺が温まったら丼に移し、そこにうどんやそばで使われるのと同じいりこだしの汁(つゆ)を注ぎ入れ、具材を載せてトレイの上へ。
「はいどうぞ。」
と出されたトレイには、柚子胡椒がたっぷりと盛られた小皿が付いています。

 

かまぼこのピンクが彩りのアクセント

中華そば

具は、刻みネギに茹でたもやし、かまぼこ2切れ、ゆで卵半分。
チャーシューではなくて、かまぼこがというところが、うどん屋らしいところですね。
これが関東の中華蕎麦なら、渦を巻いた「なると」が入るところでしょうが、外側がピンク色に着色されたかまぼこが、なかなか良い彩りを添えています。

ちなみに、「なると」は忍者ではなくてかまぼこの一種なのですが、普通の板かまぼこよりデンプンの含有量を多めにして、麺となじむような食感にしているらしいです。

 

軽く縮れた中細麺

麺の箸上げ

麺は、軽くウェーブのかかった中細麺。
すするとツルッと口の中に入り、前歯でシコッと切れて、もちもち感もあり。
出汁は、おなじみの煮干しが香る醤油味で、うどんやそばと全く同じなのですが、中華麺に変わってもあまり違和感なくいただけます。
たっぷりと添えられた柚子胡椒は、全部を出汁に溶いてしまうと強すぎと思うので、箸で少しずつ取って麺と一緒に食べる方が、良いアクセントになります。

深夜営業のうどん屋で食べる中華そば、最初はどんなもんかなと思いましたが、たまにはこれもありだなと思いました。
ニシタチの〆麺の選択肢の中に入れておきたいと思います。

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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