シーズン到来!“夏焼酎”を「國酒 松」で味わってきた


夏焼酎5本

いつもお酒を飲むペースが速いさこっちです。
暑い夏が近づくとさらにそのペースが早くなりますよ。

さて、宮崎を代表するお酒といえば焼酎ですが、その中でも今回ご紹介するのは、焼酎には少し珍しい“青い瓶”に入ったシリーズです。

このシリーズについて、先日「國酒 松」の記事でご紹介した、店主の小松山龍辰さんに伺ってきました。

実はこのシリーズ、県内3つの酒蔵さん達のアイデアからスタートしたそうですよ。それでは早速、紐解いてみましょう。

 

3つの蔵から誕生した“青い奇跡”

3蔵のラベル

上の写真に3種類の焼酎が並んでいますが、左から柳田酒造(都城市)、渡邊酒造場(宮崎市田野町)、小玉醸造(日南市飫肥)の焼酎です。
焼酎の銘柄や特徴は後ほどご紹介します。

今から遡ること9年前。
夏はやはりビール!ということでビールの消費量に押されて、夏場になると焼酎の消費量は落ちていました。
しかし実は、俳句の世界では「焼酎」が夏の季語にもなっているように、暑い夏を乗り切る暑気払いのお酒として、昔から親しまれていたのです。
そこで、夏でも飲んでもらいやすく売れる焼酎を造ろうということで、この3つの蔵元さんが協力してスタートさせたのが、この夏焼酎のシリーズ。

その際の統一コンセプトとして、
・青い海や白い雲といった宮崎の夏をイメージしやすいビジュアルにする。
・度数は20度にする。
・ラベルに記載する情報量はあえて極力少なくする。
という3つを元に各蔵元がそれぞれに造り出したのが、この青い瓶のシリーズなのです。
確かにラベルデザインを見てみると白を基調にしているが分かりますね。

 

それぞれに個性が際立つ夏焼酎シリーズ

夏焼酎5本

こうして、青い瓶に白を基調とした情報量の少ないラベルを施した夏焼酎が3つの蔵元からスタートし、その後、県内酒造メーカーでもこの流れを受けて夏焼酎に取り組むところが増え、じわじわとラインナップが増えているんです。

それでは、銘柄ごとの特徴やオススメの飲み方などをご紹介していきましょう。

竈猫 別撰

まずは、「竃猫(へっついねこ) 別撰」(落合酒造・宮崎市)。
元々の「竃猫」は、黄金千貫(こがねせんがん)と紫優(むらさきまさり)の2種類の芋がブレンドされていますが、今年リリースされた「別撰」は、紅きららとジェイレッドの2種類のオレンジ芋を使用して造られています。
膨らみのあるフルーティーな香りに、余韻のキレ。
ぜひ、1:3くらいの優しい割合(焼酎が1)のソーダ割りで、ゴクっと飲んでいただきたいです。
※竃猫(へっついねこ)とは…その昔、炊事をする「竈=かまど」のことを「へっつい」と呼んでいて、火の落ちたかまどはまだ暖かく、寒がりの猫たちの大のお気に入りの場所。その愛嬌ある様を竃猫として親しんだそうです。

夏の潤平

続いて、「夏の潤平」(小玉醸造・日南市).
ラベルに空けられた波の合間を覗くと、「夏の潤平」のタイトルが見えるオシャレなデザイン。
原料芋の黄金まさりは、マイルドな口当たりと少しの甘みを感じることができます。
今年の「夏の潤平」は、麹がE型白麹からS型白麹へ変更されていて、より甘さとキレを感じる酒質になっているので、是非ソーダ割りでお楽しみ下さい。

松露

「夏季限定松露」(松露酒造・串間市)
松露酒造のある串間市は、原料として使われている宮崎紅の主力産地として有名。
宮崎紅由来の優しい甘みと、サラリとした余韻が特徴の焼酎です。
今年は、ビオック社製の白麹をに変更し、新酒と1年貯蔵酒がブレンドされています。
昨年よりサッパリ、かつ甘み際立つ印象で、ロックでしっかり冷やすと、ハチミツのような上品な甘みを感じることができます。ソーダ割りや、水割りでも美味しいです。

夏のまんねん

「夏のまんねん」(渡邊酒造場・宮崎市)
ペンギンの柄が切り抜かれた涼しげなラベルが特徴。
原料に使われているダイチノユメ特有の、ハーブの様な鼻抜けする香りが特徴ですが、今年はこれまでと違い冷却濾過をかけているため、よりスッキリした酒質になっています。
ソーダ割りが人気ですが、お好きな方にはロックにしてしっかりステアしてあげると、度数が少し下がって爽快感の中にもまろやかさ、軽く甘みが出る感じがします。

夏の赤鹿毛
「夏の赤鹿毛」(柳田酒造・都城市)
ラベルに描かれた女性が手にしているのは麦の穂。これは、二条大麦ニシノホシを原料とする麦焼酎です。
レギュラーの赤鹿毛は鹿児島2号酵母を使用していますが、夏の赤鹿毛は平成宮崎酵母で仕上げられています。
平成宮崎酵母のもろみを高温発酵させ、甘焦げ感や香ばしさがありますが重たくなりません。
蒸留は、減圧と常圧との間の中圧蒸留。
どちらかというとお湯割りには不向きですが、ソーダ割りやロックにはとても相性が良いです。

以上、小松山店長からの受け売りですが、各蔵元さんのこだわりや熱意が伝わってきますね。

 

今年の夏は夏焼酎ソーダ割りだ!

小松山龍辰店長

ちなみに、ソーダ割りですが、グラスに氷を入れて焼酎を注いだ後、ソーダはそのままジャブジャブ注がずに、氷に当てないようにグラスの淵から入れると炭酸が抜けにくいそうです。
その後は、ゆっくりステアする(かき混ぜる)と、香りも立って美味しく飲めるそうですよ!

また、これからの時期、バーベキューなどする機会があるかと思いますが、油の乗ったお肉を食べた後に焼酎のソーダ割りなどクイっと飲むと、口の中で油が流されリセットされる感覚で、また美味しくお肉を味わえます。
なんてったって、焼酎は糖が含まれないので、罪悪感もありません(笑)。

あ~、また夏焼酎を飲み比べしたいな!
去年の夏焼酎と今年の夏焼酎は、銘柄は同じでも香りや味わいは違いますし、紹介した5つの銘柄以外にも、この青い瓶のシリーズはありますので、ぜひ皆さんもチェックしてみてくださいね!!!

 

さこっちプロフィール寄稿者:さこっち

宮崎の音楽・食・人が大好き。
ピーマン、キュウリ、タマネギなど、宮崎特産の野菜が苦手という斜め上をいくライター。
現在は、宮崎の魅力を発信し、他県から移住してもらえるよう取り組んでいる。


投稿者 宮崎てげてげ通信ライター(寄稿)

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。 宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。