西都市でコワーキング体験してきました / tomosite


tomosite内観3

皆さん、大変ご無沙汰しております。2020年3月に宮崎を離れ、拠点を東京に移したDiceです。

4月から西都市の企業誘致に関わることになり、先日久しぶりに西都市に出張してきたのですが、その誘致の拠点となる施設「tomosite」が、なかなかイケてる施設だったのでレポートしてみたいと思います。

 

神楽酒造の西都工場に隣接

神楽酒造西都工場入口

場所は西都市の南部、都於郡城趾に近い小高い丘の上になります。
東九州自動車道西都インターから、神楽酒造株式会社の西都工場を目指して車で5分ほど西に走り、目的地に辿り着くと、工場に隣接して「西の都アグリ館」という大きな建物があります。

西の都アグリ館

ここは元々、西の都酒造の工場と工場見学や直売所、レストランなどが併設された観光施設だったのですが、2009(平成21)年7月に同社が神楽酒造株式会社に吸収合併されて、全体が神楽酒造の西都工場になりました。

神楽酒造工場全景

広い敷地の中に製造棟やボトリング棟などが並んでいて、神楽酒造の製造の主力は、創業の地の高千穂から、ここ西都工場に移ってきているようです。

焼酎等の直売所

「西の都アグリ館」の1階中心部は、神楽酒造の製品の購入ができる直売所になっています。
同社の製品が勢揃いしており、ここでしか買えない商品もあったりするので、見学するだけでも楽しいです。
奥には試飲ができるコーナーもあるのですが、車でないと来られない場所なので今回は試飲はあきらめ、次回はハンドルキーパー連れてリベンジしようと誓ったところでした。

 

tomosite カフェ×コワーキング

tomosite入口

直売スペースの右隣に、今回の目的地「tomosite カフェ×コワーキング」があります。
この黄色の幟が目印。

tomosite内観

扉を開けて中に入ると、こんな空間が広がっています。
天井広くて、大きなガラス張りの開口の向こうには緑の広場が見渡せて、なかなか開放的です。

カウンター

右奥がキッチンスペースで、その前にはカウンター席も。
このあたりカフェっぽいですね。

キャンプ用のテーブルと椅子

テーブルや椅子は、キャンプ用のものが使われていて、自由に配置を変えることが可能。

ウッドデッキと芝生広場

場合によっては、屋外のウッドデッキやその先の芝生広場にテーブルと椅子を持ち出して、アウトドアで仕事することも可能です。
何ならテントを張ることもできるみたい。

 

一般利用はドロップインで1日500円

長友克樹さん

こちらの施設は、西都市が整備し、運営は株式会社キャスターに委託されています。
tomositeには、キャスターの運営スタッフが常駐しているのですが、今回迎えてくれたのは、この笑顔がステキな長友克樹さん。

利用するには、まず奥のカウンターにいるスタッフに利用料を払うのですが、料金は一般利用で1日500円!
これが、西都市民だと1日300円という超破格値。

 

フリードリンク付き

カフェメニュー

利用料にはフリードリンクの代金も含まれていて、コーヒー、紅茶、ココア、アップルジュース、オレンジジュース、緑茶などが揃っています。

コーヒーメーカー

コーヒーや紅茶、ココアは、写真のドリップマシンにお好みで専用のフレーバーのパックをセットして、抽出するようになっています。
コーヒーは、ライトからダークまで4種類選べて、お味はなかなか本格的。
別に用意されている氷をカップに入れて、濃く抽出したコーヒーを注げばアイスコーヒーにも。

このドリンク代だけで利用料の元が取れるくらいなので、とりあえずコーヒーなどを飲みに立ち寄るのも良し。

 

フリーWiFiなど設備も充実

Free wifiと電源

コワーキングスペースですから、もちろんフリーWiFiは完備。
電源コンセントも用意されています。

床の電源コンセント

床にも数カ所電源コンセントが埋め込まれているので、レイアウトの変更に柔軟に対応できます。

kピー

プリンタやコピーとしても使える複合機も用意され、白黒コピーならA4サイズで1枚10円。

鍵付きロッカー

昼食等で席を離れる時などのために、荷物を仕舞える鍵付きのロッカーも用意されています。

唯一の難点と言えば、現在はフードメニューの提供が若干弱いこと。
火曜~木曜の昼は、ホットサンド3種、各300円/個の提供がありますが、それ以外のメニューが無く、周囲には飲食店が無いので、車で食べに出るか、お弁当など食べものを持込むのが良さそうです。

別途、焼酎の仕込みにも使われている美味しい水や、電気ポット、電子レンジなども用意されていて、無料で利用できます。

これだけファシリティが揃っていて、安価に利用できるコワーキングスペースは、なかなか無いかもしれません。

 

防音の個別ブースもあります

個別ブース

コワーキングスペースって、いろんな人がそれぞれに仕事しながら、緩やかに交流して繋がっていくのが特徴なので、オープンな雰囲気がありますが、時にはオンライン会議に参加しなければならなかったり、一人で集中したい時もあります。

そんなニーズに対応するため、tomositeには防音の個別ブースが4室用意されています。

個別ブース内部

扉を開けると、板張りの内装で、奥に作り付けのデスクとハイバックチェア。
電源コンセント2口とUSB充電用のコンセントもあり、左側の壁にはホワイトボード。
エアコンも各ブース毎に完備されているので、至れり尽くせり。

この個別ブースも、追加料金無しで利用できます。

 

まったりしたい時はリラックススペースへ

tomosite内観2

入口から右手を見ると、2人掛けのソファーにローテーブル。
その先には、緑色のふかふかしたカーペットの貼られた半円形の小上がりスペースも。

Yogibo

小上がりスペースに上がって円形の柱を回り込むと、表側の棚の裏に隠れるように、NiziUをフィーチャーしたCMでお馴染みのビーズソファYogiboが2個置いてありました。
ちょっとした隠れ部屋みたいになっているので、テーブルで仕事していて疲れたら、こちらでまったりと休憩するのもありですね。

 

西都市民向けリモートワーク講座も開催

2人掛けのソファーとローテーブル

tomositeの全容をご紹介しましたが、いかがですか!?
リモートワーカーの方が、ちょっと気分を変えて仕事をするのにも、なかなか良い施設だと思います。

私が利用している間も、宮崎市のIT企業にお勤めの方がリモートワークで利用されていたり、連日ここで動画のクリエイションをしている方がいらしたりと、皆さん気分良くお仕事されてました。

施設を運営している株式会社キャスターでは、西都市民向けにリモートワーカーを養成する講座「リモートアカデミー」も開講しています。
これがまた、受講料無料という気前の良さ。
東京から西都市に本社を移転したキャスターは、リモートワークの就業支援もやっている会社なので、しっかり受講すれば仕事に繋がる可能性も。

また、県外のIT系企業を中心としてtomositeを利用したワーケーションの受け入れもやっていますので、興味ある方は是非コンタクトしてみてください!!

 

【tomosite カフェ×コワーキング】
住所:西都市鹿野田11365-1 神楽酒造内 アグリ館1階 → MAP
営業時間:10:00~17:00
店休日:土・日・祝日
利用料:西都市民 300円/日、一般 500円/日
Webサイト:https://tomosite.jp/

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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