土曜日は、フーデリー(Foodaly)に!宮崎で食べる絶品の台湾飯


魯肉飯アップ
「フーデリー(Foodaly)」と言えば、その品揃えの質、面白さで全国的にも注目を集めるスーパーとして、今さら解説の必要もないだろう。
買い物しなくても、棚を眺めるだけでわくわく、うきうきとさせてくれる、楽しいスーパーだ。

そのフーデリーの青葉店で、昨日と今日の2日間限定で、絶品の丼飯を食べられるらしいとの噂を聞きつけたので、昼時を見計らって行ってみた。

早くも売り切れ!?魯肉飯

フーデリー店頭
入り口左手の総菜コーナーを探せどもそれらしきものがなくて、早くも売り切れたのかとがっかりしていたら、その奥の特設コーナーで試食販売中だった。

「魯肉飯」、「ルーローファン」と読む。

台湾では有名な丼飯で、豚のバラ肉を細切れにして、醤油、酒、砂糖と八角などの香辛料で作った甘辛い煮汁で煮込み、白飯の上からかけて食べる。
きどった料理ではなく、小さめの丼(やや大きめの茶碗と言う方がいいかな)で供され、青野菜の炒め物など、他の料理とともに気軽に食べられる、定食屋、食堂、屋台などでは定番の庶民の料理である。
そのスタイルは、店によって様々。それぞれ秘伝の煮汁があり、肉も賽の目だったりほぐれていたり。ここのは、賽の目にカットされている。

ひとつ頼むと、プラスチックの容器にご飯を盛って煮込まれた豚バラ肉をかけ、煮卵も添えて渡してくれるので、ペットボトルのお茶と一緒にレジに持って行って支払いを済ませ、そのまま2階のイートインコーナーに持って上がる。
店内で買った物を食べる場所があるのが、この青葉店のいいところだ。

甘辛い汁がピュルピュルと舌の上に広がる。

魯肉飯
座るももどかしくふたをあけると、どどーん!、どうよこのビジュアル。
バランス考えると青みが欲しいところではあるが、日本の丼物のように1杯で完結する料理ではないので、それは別に用意しろってこと。
煮卵の染み具合もいい感じだ。
豚と醤油と砂糖、五香粉の香りが混然一体となって鼻腔をくすぐる。

口に運ぶと、豚脂の旨味が溶け込んだ甘辛い汁がピュルピュルと舌の上に広がる。
噛めば、赤身の部分のしっかりした歯ごたえ、脂身の部分のゼラチン質のプルプル、クニュクニュとした歯ごたえが交互に感じられ、汁の旨味と白米の甘みとが混ざり合って広がりながら、のどの奥へと送り込まれて行く。

あー、これですよ、これ!。あの懐かしい台湾の味。よくぞここまで再現してくださいました。
宮崎でこれを味わえるなんて、なんて素晴らしいのだろう。

土曜日は、フーデリー(Foodaly)に!定番化決定!

後で聞いたら、フーデリーの宮田社長が台湾に行った時にこの魯肉飯に出会っていたく気に入り、外部有識者(某I氏)のアドバイスも受けながら、総菜コーナーのスタッフと試作を繰り返して作り上げたものらしい。
豚肉には、延岡市の吉玉さんという生産者の方が育て上げた「ヨットン」という豚が使われている。当然、米も宮崎産だ。

このまま単発で終わるのは実に惜しいと思って、総菜コーナーの人に聞いてみたら、今後毎週土曜日に定番化されるとのこと。
今回食べられなかった皆さんは、是非、来週の土曜日以降に試してみて欲しい。

できればフーデリーだけではなくて、宮崎の新しい豚肉料理として、もっと広まって欲しいな。

Follow me!


よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

目次