渡川山村商店と宮崎県の飫肥杉を伐採する


猛くん杉の上

好評だった「ぜんぶ杉のせいだ!~苗木を植えるの巻 @渡川山村商店」に続き、
今回は、第二弾「ぜんぶ杉のせいだ!~杉を伐るの巻 @渡川山村商店」です!

いけてる山師、今西猛くんのおかげで素晴らしい体験をさせていただきました!(*゚▽゚*)

なんと!今回は杉をこの手で伐らせていただきます!

杉のなか

森のなかはとっても静か。
時折聴こえてくる鳥の鳴き声と、爽やかな風に癒される。

山の仕事は危険もつきものです。木を伐る、という初めてのことで楽しみな一方で、緊張感もある。

一瞬の油断が怪我や事故になりかねない。

猛くんからチェーンソーの扱い方、注意点、木の伐る方法を教えていただく。

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このオレンジ色のズボンは、チェーンソーがあたっても絶対に切れない服!(驚)

作業着の中では高価なものだが、猛くんは安全が第一だ!とスタッフさんにも必ず支給する。

いざ、木を伐る!

潤さんスタンバイ中

え?この方、海外の森林地帯に視察にきた駐在員?(笑)

やたら似合う潤さん。

まずは、我らが飫肥杉世界展開チーム 代表の斎藤潤一氏が杉を伐る。

【杉の伐り方】
①水平に切り込みを入れる
②倒したい方向に切り込みを入れる(受け口)
③受けの反対側の少し高い位置から切る(追い口)

※これまでイメージでは、木に水平に伐ると思っていたんだけれど、
それだとどこの方角に倒れるか分からないからNGなんだって!

安全に伐る知恵がたくさん!

美しい光と杉

静かな森のなか、チェーンソーの大きな音だけが鳴り響く。

息をひそめて見守っていると、音がなりやんだ。

た、、倒れる!!!!!

ミシミシとまるで悲鳴にも似たような音をあげて、ゆっくりゆっくり倒れていく杉。

まるで世界が一瞬、止まったかのようなスローモーション。

40年前に誰かが植えた杉が、たった今、その命を終えた。

危険だからと少し遠くで離れたところで見ていたわたしは、気づいたら涙がとめどなく溢れていた。

止めようと思っても、止まらない。

なんの涙か分からない。

でも、とってもあったかい。

私たちは、過去に生きた人々、自然、地球からたくさんのギフトを頂いているんだと心からの感謝が溢れてくる。

私のばんがやってきた!

もう、どきどき(゚A゚;) 心臓とまるんじゃないか、ってくらいの緊張感。

チェーンソーが想像以上に重く、アクセルをまわすにも一苦労。。

近くできくチェーンソーの音は爆音で、身体にも振動を与える。

ご覧のとおり、必死!!!!(^_^;)

杉伐るところ

身体中が震えてた。

怖かった。

同時に、とってもありがたかった。

木が倒れていく音、身体に響く振動、杉の香り、溢れていく涙、しびれる手、
感謝と畏敬の念で震える身体。

五感をぜんぶ使って味わう。

伐採した杉を運ぶ。いとも簡単そうに運んでいるが、これ、かなり職人技!

猛くんと機械

美しい山は、一本一本の木々を人の手で管理しているからこそ。

そして、この山を受け継ぎ、命の循環を絶やさない人がいるからこそ。

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私たちがこの美しい山を守るためにできることは、一体どんなことだろう?

この一本一本にストーリーがつまっているとしたら、私たちはどんな物語を紡ぐのだろう?

そんなことを考えさせられる時間だった。

わたしは、うけとったギフトをもっともっと大事に生きたい。

もっともっと丁寧に暮らしたい。

猛くんの表札は、こんな素敵なチェーンソー型!

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今回、貴重な体験をさせていただいたことに心から感謝申し上げます。
猛くん、本当にありがとう!

渡川山村商店 今西猛くんのブログは、こちら!
山師BLOG 「林業ボブマーリー」

やっぱり私は杉の魅了から抜けられなさそう。

ぜんぶ杉のせいだ

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この記事を書いた人

テゲツー!会長 。たくさんの人に、宮崎てげてげ通信の魅力を伝えるのが主な役割。人、旅、美味しいもの、楽しいことが大好き。宮崎の太陽。対話の場作りをとおして、未来への一歩を後押しする。

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